奈良・奥大和のものづくりが、凄かった!!
昨日、阪神梅田本店8Fで行われていた「奈良・奥大和のものづくり」を見に行きました!
きっかけはInstagramでたまたま目にした広告?です。
これ ↓
この椅子が衝撃的で、実物を見てみたかったので直接行ってみましたo(^o^)o
阪神梅田に着き、エスカレーターを上がった所で早速見つけたポスター
ワクワクしながら奥の展示スペースへ、、、
そして、いきなり目的の椅子が。。。
この木目が途切れず繋がっているデザイン。メッチャ綺麗じゃないですか!?w|;゚ロ゚|w
この椅子を製作された家具職人さんは、「studio Jig」平井さんという方らしい。
(https://www.studiojig.com/) ※studio Jigさんのホームページ
「Free form Lamination」という技法を使って上の写真のような、一本の繋がった木目の椅子を作っているみたいです!
「Free form Lamination」というのは、木材を薄くスライスした“突き板”をミルフィーユみたいに何枚も重ねて作る技法らしいです。
突き板ってこんなんですよ!
実際はもう少し分厚い1mmぐらいの突き板を何枚も重ねて厚みをつけて、それを曲げて椅子の形にしていくようです。
(製作の謎が解けてスッキリしました。笑)
その材料として、針葉樹である「吉野杉」を使うそう。
デザインや技法は特殊でインパクトあって凄いなーと思いましたが、横幅が広いので座り心地は???と期待せずに座るとビックリ!!
杉の柔らかさと腰掛けた瞬間の少しのしなり具合が絶妙でしたw(゚o゚)w
肘置き部分の包み込まれている具合もメッチャ良いです。(この人スゲーな。。)
このstudio Jigさんのコンセプトは「概念を変える家具作り」だそうです。
・「家具」という造形の概念を変える。
・「針葉樹」の概念を変える。(針葉樹は家具に不向きであり、「使えない」という概念を変える。)
十分概念は変えられていますよね。(やっぱりスゲーわこの人。。)
このベンチは5mぐらいの材料を使っているそうです。
これも一枚の板が曲げられてデザインされているような感じ。
型が無いから全く同じ形と言うのは無いようです。(スバラシイ!)
棚?
一つひとつのデザインが面白い。
この日studio Jigさんは不在だった為(明日来られるそう)、上記のようなお話しを別で出店されていた、家具職人の「En lada エンローダ」の関谷さんという方が聞かせてくれました!(studio Jigさんとはお友達のようです!)
この関谷さんの家具へ対する気持ちもメッチャ楽しかったです。
↑ の写真が関谷さんが製作された家具。(一部です)
これ引き出しの出し入れがメチャクチャ気持ち良いんです!閉めたときの前板の形状は丸みがあって可愛いですよ(^^)
そして凄いのはココ。
引出し内部の背板部分、少し側板より前に来てますよね?
聞くとこれは、引き出しを閉めたときの空気の逃げ道を作っているそうです。
背板いっぱいいっぱいまで使ってしまうと、閉めるときに引き出しが硬くなってしまうらしい!
もう一つの理由として、引き出しをいっぱいまで引いたときに落下しないようにする為。
職人さんらしい家具を長く使ってもらう為の知識ですよね。
あとは、木の膨張率なども考えて引出しの逃げ寸法も決める。。などなど。。。
そんな1mm、2mmの世界の話しを聞いてから再度同じ家具を見ると、見え方が全然違うのでメチャクチャ楽しいです。∩(´∀`)∩
(引き出し内部の材料は吉野杉を使用。贅沢な使い方でしょ~と関谷さんが言っていました。笑)
他にもこんな雑貨や
(花井商店 https://www.facebook.com/keiko.hanai.5)
こんな食器も
(MoonRounds https://www.instagram.com/moonrounds/)
この器はどれも本当にかっこよかったです!
ロックバランシングの木材バージョン??
(KIRIDAS https://www.totsukawaforestry.jp/projects/kiridas.html)
面白そうだったので少しいじったら崩壊。
簡単に積んである感じだったので、すぐ元に戻せると思っていたらメッチャ難しかった。。。
結局近くにいたスタッフさんが見兼ねて助けてくれました。苦笑
これ大人でも楽しめるおもちゃでしたよ。笑
皆様是非!笑
今日は短い時間でとても楽しませていただきました。
「En lada エンローダ」の関谷さんのおかげで更に楽しむ事ができました。
奈良って町も人も良いですよね!独特な雰囲気もありますし。
。。。今度、奈良行こう。。。
この「ものづくり」を見て、やっぱり職人という仕事はもっと評価されるべきだと改めて感じました。m(_ _)m