石垣の秘密??
石垣が美しい丸亀城。
ちょっと行ってみました!
元々そんなに興味があったわけでは無く、近くに来たのでその流れで行ったというのが正直なところです。(^^; 笑
が、行ってみるとそれはもう素晴らしい城でした。
最初は何となく綺麗な石垣やな~、、とか
やっぱりしっくい壁は良いよな~程度の感じでフラフラと周辺をふらついていました。
すると一人のおじさんが「面白いもん見せてあげる」と声を掛けて下さりました。
「これ見てみ」と。
写真の真ん中あたりにある、刻印「井」。
おぉ~、何だこれは?それで?それで?と、自然と質問を始めていました。
これは「田」の刻印。
その他にも「△」や「×」等、十数種類あるらしい。
なぜ刻印があるのか?と聞くと
江戸幕府からの指示で作る城(天下普請)の石垣には、大名・石切り場等を示す為に刻印がつけられたらしい。
(刻印は大阪城にもあるとの事。因みに丸亀城は天下普請ではない。)
へぇ~~~やで。
どの刻印がどの大名かなどを表記した紙があるらしいのですが
おじさんが「しまった~!今日持ってないわ!!」と、(;O;)ザンネン
「代わりにこれあげる。」と頂いた一枚の紙。
何と刻印されている石の場所を記した図。
170個ぐらいあるらしいです。凄いですね。
よくよく考えると、この図があっても見つけるのはかなり難しいのではないかと。(^^; 笑
刻印の場所は、おじさんの先輩おじさん達が代々探しては見つけて情報を更新していっているようだ。
何となく見に来た丸亀城。
こんな風にたまたま出会った方に案内していただいて、歴史を知れたのはとても貴重な体験でした。
ただ見るよりも何十倍も楽しめた事に感謝です!(^^)!
他にもおもしろ話がありまして、当時の石職人がひたすら石を積むのに飽きてしまい
おふざけで写真のような「石」の漢字を石で表すという。。(ホンマかな??笑)
確かにここの石だけ積み方が違いました。笑
石垣の曲線がとっても綺麗。凄い技術ですよね。
写真で気付いたのですが、右上の方に排水路の出口らしき石がありますが、どこからの水が流れてくるのでしょう?
誰か教えて。
そーいえば、雨の日のお城はあまり記憶にないな。
雨水は石の隙間からダダ洩れになりそうな気がするんですがそんな訳ないか??(-“-)
そうこうしていると天守の入場時間になり「もう入れるらしいからどうぞ」と、おじさん。
実は最初声を掛けられた時、天守に入ろうとしたらまだ掃除中だったのでそのまま帰ろうとしておりました。
そこにおじさん登場で色々とお話を聞かせていただいたのです。
やっぱりすごい急な階段。お城と言えばこうなりますよね。笑
歳とったのかな~。上るのちょっと辛かった。( ゚Д゚)
柱と梁が複雑に交差している。
3階建てなので小さめのお城ですが、各階天井が割と高かった印象。
豪華な内装とかは無いですが、一つ一つをじっくりと観察出来て、見ごたえのある天守でした!
ホンマおじさんに感謝やな~。
と、丸亀城に行って2、3カ月後に今この記事を書いていてふと思ったのですが、
天守入ろうとするも断念 → おじさん登場(どうやら天守管理者さんとお知り合い)→ 帰ろうとする僕をアテンド(約1時間)
→ 天守 入城(有料)→ おじさんどこか行っちゃう
、、、、やられたな。今流行り?のアテンダーやないか。笑
しっかりと入城していた自分。
色々と話を聞いているときはアナログ感満載やったけど、最新の取り組みを行っていたのか。。。
いや、でも最高のアテンドでした。おじさんもとっても気さくで優しかったですし。
改めてガイドの様な役割という大切さを学びました(^^)
それにしても本当に綺麗な石垣でしたね。
色々な積み方をしている石垣を堪能できました。\(^o^)/