神戸の店舗デザイン・設計 gio design(ジオデザイン)

神戸にある店舗デザイン・設計のgio design(ジオデザイン)。

ジオデザインのメモ書き

設計の視点 2022.10.18

お店の価値を高める、ちょっとした「こだわり」!?

皆さんは街を歩いてる中で、ふと「何かこのお店イイな~」と思う事ってありませんか?

 

良いと感じる理由は人それぞれかと思います。

外観がモダンで素敵・使っている家具の色が好き・壁紙の柄が好き、、、などなど

 

そのお店や建物に何か「価値」があるから良いと感じるのではないか、、

なーんて考えながら、今日は僕が感じたちょっとした「イイな」を書きたいと思います。

 

 

一つ目はこんな看板を見かけたとき。

 

【くみひも 平井】

 

この看板、一目でどんなお店か何となく想像できますよね!

真ん中で組まれている紐がとくに印象的。

これ一つでお店の空気感や商品への想いなんかを勝手に連想してしまいそう。

僕にとっては理想的な看板です。(^^)

 

看板の役割は気付かれることや記憶に残ることが大切。

お店のコンセプトと連動していると「イイな」と感じられやすいし、記憶にも残りやすい。

このお店のような看板に少しの工夫をするだけで、こんなにもシンプルに伝えることが出来るんですね。

(発想や技術も必要なので、少しの工夫でもないと思いますが(^^; )

 

又、看板はお店の顔でもあると思います。

どんな顔を魅せるのか?で、お店の価値も変わってくるのではないでしょうか。

外観や内装、扱う商品ももちろん大切ですが

看板にもこだわりを持つことは、お店の価値を高める一つの方法だと感じています。

 

 

 

もう一つ感じた小さな事、、、

 

少し前、香川県庁舎を通ったので記念に寄らせていただきました。

あいにくその日は休日だったので中までは入れませんでしたが、外から見る建築やピロティだけでも十分な迫力でした!

 

 

 

そんな県庁舎に圧倒される中、ふと目に入った階段

 

 

 

階段を上がる途中に取り付けられている、進入禁止の看板。

 

 

わざわざ手すり部分をしゃくり、木板を落とし込んでいます。

これも「こだわり」ですよね!

 

 

例えば、ここに既製品のベルト式パーティションが設置されていたらどうでしょう?

 

 

少し寂しいですよね。

たかが進入禁止のサインですが、建築デザインをとても尊重されているように感じました。

 

小さなことかもしれないし、気付かれることもあまり無いかもしれません。

でも小さなことを意識をしていく事が大切なんだと思いました。

意識がその先の価値観を変化させていくのではないかと考えています。

 

 

 

たまたま見つけてしまった悲しい看板。。。

信号待ちをしている時に見かけました。

 

 

見てわかる通り歯医者さんの看板です!

 

「歯」

この看板も大きくシンプルで、遠くから誰が見ても理解できるモノ。

 

でも、せっかくの「歯」が汚れてしまっていました。

(やけに目立ってしまっていた。)

クリニック関係は特に清潔さが命だと思います。

ましてや「歯」を扱う場の「歯」が汚れてしまっているというのは、あまり良いイメージを与えないかと。(・.・;)

 

せっかく目立っても、どんなに分かりやすく伝えたとしても「行きたい」という気持ちを持ってもらわないといけないですもんね。

「目立つ!」や「おしゃれ!」は、とても大切ですが、どう維持していくかもまた大切です。

ちょっとしたことがマイナスイメージになってしまう事もあるかもしれません。

 

 

最初に書いたように、感じる事は人それぞれだです。

どんなことを伝えたいのか、何を大切にしているのか。

小さな事にもこだわりを持つことが、共感を持ってもらえる1つじゃないかと思います。(^^)

 

 

 

 


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