商業施設で忘れられがち、B工事費用。
路面店で出店する場合には、ほとんど聞くことのないB工事。
(B工事 → 貸主側の業者が施工、借主側が費用負担。)
初めて商業施設に出店するオーナー様が「何なんだこの金額!?」となりやすいB工事。
商業施設の場合、建物に付いている防災設備や換気設備類はB工事となることがほとんどです。
C工事(借主側の業者・費用負担)に比べて割高になることが多い。
B工事業者も施設ごとで色々なので、金額も見積りを取ってみないと分かりません。
(施設によっては工事の単価表などもあります。)
オーナー様のご要望でよくあるのが、、、
撤退したお店のレイアウトと変わるので誘導灯を移設したい。とか、
エアコン類のスイッチを移設したい。とか、
施設にもよりますが、これらも移設する費用がB工事として発生します。
排煙スイッチの移設を希望される場合もあるのですが、少し動かすだけでも大変な時もあります。
配線が躯体の中に打ち込まれている可能性もありますからね。(‘Д’)
特に割高に感じるのはスプリンクラーの移設や増設。
一度中に張っているお水を全部抜いて、増設して→水を張るという作業なので、この工事のお見積りも中々のものです。
初めて施設に入られるオーナー様は、このB工事金額の感覚がどんなものか分からないことがほとんどです。
(当たり前ですが。)
分からないから一度見積り取る → 「えぇ!?こんなに!?」となって
レイアウトやデザインの変更をするパターンもあります。(^^)
なので、商業施設への出店を考えている場合は普段の工事+B工事費用を頭の片隅に置いていただければと思います。
B工事という存在をしっかりと意識していただき、極力工事の発生しないような方法を取ることをお勧めいたします。
もちろん、どうしても必要なデザインやレイアウトをする場合は別のお話しです。(_ _)