リースラインで「得する人」「損する人」
商業施設に出店する際、リースラインという言葉を耳にするかと思いますが
今回はその「リースライン」のお話し。
(リースライン:賃貸区画はここまでと決められている境界線のこと。)
よくある商業施設のリースラインと言えば、下の写真のイメージかと思います。
リースラインのツラにお店の垂れ壁があり、リースラインの中に家具などを配置する。
よく見る形はこれだと思います。
ところが最近クライアント様より預かった指針書には、新しい形のリースラインが記されていました。
(今までにもあったみたいなのですが、僕は初めてでした。)
(※イメージです。写真の店舗と関係ありません。)
リースラインが店舗の垂れ壁よりも前面に出てきている形。
その資料を最初に見た時は新鮮でした。
環境通路側に什器が出てきている様なイメージになります。
今までの「キッチリとした区画と見せ方」ではなく、どこか賑やかさを感じたりお店のPRもしやすそう。
施設自体の地域性も出せそうなので出店者にとっても「得する」ルールではないかと感じました。
しかし、今回ご相談をいただいたクライアント様の捉え方は違うようで「損した」気分だとおっしゃっていました。
理由としては、環境通路側の仕上げの一部を店舗側が作らなくてはいけない。(例えば照明器具など)
確かに作らされてる感ありますよね。(^-^;笑
リースラインから垂れ壁下までは家具などの高さ制限がある為、自由度に欠ける。など
(これに関しては、リースライン付近では大体高さ制限あります。)
お店の陳列方法に対して、条件があまりハマっていないようでした。
お店の商品やお店自体をどう見せるかによって、「損」と「得」の捉え方が大きく変わるんだと改めて感じました。
ある人にとっては「得」、ある人にとっては「損」、、、、
賃貸契約する前にこの様な事も確認をしておいた方が良いですね。
新築施設などの場合は、タイミングが難しいかもしれませんが。(^^;