設計の視点 2020.12.25
高天井のお店は効率が悪い!?
新たなお仕事の下見でメッチャ高い天井の物件へ。
その高さなんと「6m」!!( ゚Д゚)
店舗面積は10坪程でこの高さ!( ゚Д゚)
天井の高さは大迫力でした。
こういう物件、デザインによってはカッコよくなりそうですね!
しかし、天井が高すぎるのは色々とデメリットもあります。
1つ目が「空調」
天井が高すぎると、空調の効率が非常に悪いです。
中々冷えないし、温まらないし、、、日々のランニングコストも気になりますね。
天カセだと上すぎるからと言って、低い位置に壁付けルームエアコンを設置しがちですが、、、
見た目は少し気になりますね、、
2つ目が「作業性」
ランプ一つ変えるのも大変ですし、壁紙や塗装の塗替えなど何をするにも費用が多めに掛かります。
3つ目が「天井寂しくなりがち」
天井が高く、上部が吹き抜けてるだけになってしまうので寂しくなりがちです。
ルーバーやペンダント照明などでバランスを取ってあげるのが良いかもしれません。
又、物件によっては壁や天井の仕様を不燃にしないといけないなど制限が掛かることもあります。
その場合はルーバーなども不燃材料に変更するなど費用負担が増えていきます。
この物件に関しては入口ドア側が全て防火ドア+防火シャッターとなっていました。
防火ドアの範囲は固定物を置けなかったりと制限もありますので
この辺も踏まえた上でのレイアウトが必要となります!
見た目や立地も当然大切ですが、物件の形状や設備などもしっかりと確認し
オープンまでに掛かる費用やランニングコストをある程度考えた上で、是非物件のご契約を(_ _)