
銘板どこ行った!? マンションサイン取替えの裏話 ~ラ・フォンテ三宮からマサニ三宮へ~
今回は、マンション名の変更に伴う銘板の取替え工事のお話です。
「ラ・フォンテ三宮」から「マサニ三宮」へと名称が変わりました。
旧銘板の姿
まずはこちら、もともとの銘板「ラ・フォンテ三宮」。
大きなステンレス板に、両サイドのR形状が特徴的です。
この銘板を利用して、新しいサインを上から取り付ける予定でした。
ローコストで仕上げるためのプランです。
当初はこんな感じで考えておりました。(取付イメージ案)
まさかの撤去…
そして工事当日、職人さんから一本の電話。
「銘板どこにもないで」現場に駆けつけてみると…ほんとにない。笑
跡形もなく撤去済み。
どうやら前オーナーさんが誤って外してしまったようなのですが、真相は分かりません。
せっかく作った新しい銘板は、そのままでは取り付けられず…..
この日は結局、職人さんには撤収していただきました。(__)
再プランと職人技
さて困った…。再度プランを練り直すことに。
問題は「旧銘板を外した際のアンカーボルト補修跡が壁面に残っている」という点です。
作った新銘板のサイズは旧銘板よりも小さいため、そのままでは補修跡が露出してしまいます。
これを「どう隠すか?」が大きな課題となりました。
そして、新銘板については新たにベースを製作し、その上に設置することに。
さらに、一番難解な残ったアンカー跡は エイジング塗装で対応。
看板屋さんが、壁面タイルに合わせて見事に色と柄を再現し、補修跡を自然に馴染ませてくれました。
これぞ職人技!余計な費用もかからず、無事に仕上がってホッとしました。
たまたま看板屋さんが器用な方だったので本当に助かりました。
完成!
そして完成したのがこちら。
何とかキレイに納まりました!
補修後もほとんど分からないです。
予定外のトラブルで「どうなることか」と思いましたが、結果的には職人さんの技術に救われました。
現場ってやっぱり計画通りにいかないことも多いですが、だからこそ臨機応変に動ける職人さんの存在はありがたいです。
今回は「え、銘板どこ行った!?」から始まった現場でしたが(笑)、最後はきれいに納まってホッとしました。感謝です!
【その他のメモ書き】