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ジオデザインのメモ書き

設計監理(設計や施工の風景) 2025.10.6

銘板どこ行った!? マンションサイン取替えの裏話 ~ラ・フォンテ三宮からマサニ三宮へ~

今回は、マンション名の変更に伴う銘板の取替え工事のお話です。

「ラ・フォンテ三宮」から「マサニ三宮」へと名称が変わりました。

 

 

旧銘板の姿

まずはこちら、もともとの銘板「ラ・フォンテ三宮」。

大きなステンレス板に、両サイドのR形状が特徴的です。

 

この銘板を利用して、新しいサインを上から取り付ける予定でした。

ローコストで仕上げるためのプランです。

 

 

当初はこんな感じで考えておりました。(取付イメージ案)

 

 

 

まさかの撤去…

そして工事当日、職人さんから一本の電話。

「銘板どこにもないで」現場に駆けつけてみると…ほんとにない。笑

跡形もなく撤去済み。

 

どうやら前オーナーさんが誤って外してしまったようなのですが、真相は分かりません。

せっかく作った新しい銘板は、そのままでは取り付けられず…..

この日は結局、職人さんには撤収していただきました。(__)

 

 

 

再プランと職人技

さて困った…。再度プランを練り直すことに。

問題は「旧銘板を外した際のアンカーボルト補修跡が壁面に残っている」という点です。

作った新銘板のサイズは旧銘板よりも小さいため、そのままでは補修跡が露出してしまいます。

 

これを「どう隠すか?」が大きな課題となりました。

 

 

そして、新銘板については新たにベースを製作し、その上に設置することに。

さらに、一番難解な残ったアンカー跡は エイジング塗装で対応。

看板屋さんが、壁面タイルに合わせて見事に色と柄を再現し、補修跡を自然に馴染ませてくれました。

これぞ職人技!余計な費用もかからず、無事に仕上がってホッとしました。

たまたま看板屋さんが器用な方だったので本当に助かりました。

 

 

 

完成!

そして完成したのがこちら。

 

何とかキレイに納まりました!

補修後もほとんど分からないです。

 

 

予定外のトラブルで「どうなることか」と思いましたが、結果的には職人さんの技術に救われました。

現場ってやっぱり計画通りにいかないことも多いですが、だからこそ臨機応変に動ける職人さんの存在はありがたいです。

今回は「え、銘板どこ行った!?」から始まった現場でしたが(笑)、最後はきれいに納まってホッとしました。感謝です!

 

 

 

 

【その他のメモ書き】

 

お店の印象はサインで決まる!種類と特徴をまとめました

 

 

 


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