
店舗デザイナーはAIを使えるのか?|待合椅子編
最近、AIという言葉を聞かない日はないくらいになってきました。
設計やデザインの仕事をしていると、
「この先、自分の仕事にももっと深く関わってくるんだろうな」
そんな感覚はあります。
ただ、自分にはどこまで使えるのか、仕事の中でどう関わってきそうなのか
そこがまだよく分かっていません。
なので今回は、まずは触ってみる
そして、自分の仕事に使えるのかどうかを試してみる
というスタンスで、実験的にAIを使ってみました。
待合い椅子を入れ替えてみる
今回試してみるのは無料版のGeminiです。
(画像を加工するには、一番使いやすいかなと個人的には思っています。)
まず最初にやったのは、とてもシンプルな指示でした。
・待合室の現状写真をアップロード
・新しく使いたい椅子の写真を添付
・プロンプト「並んでる7台の椅子を、添付した椅子に変更してください。」
結果は、既存の椅子と新しい椅子が合体したような画像が生成されました。
こちらの意図としては「置き換え」だったのですが、AIは「追加・融合」と解釈したようです。
この時点で、「もう少し正確に分解して伝えないとダメだな」と感じました。
一度ゼロに戻す
次にやったのは、一旦リセットすること。
元の現状写真に戻し、プロンプトをこう変えました。
「今ある7脚の椅子を消してください」
すると、椅子が何もない待合スペースの写真が生成されました。
ここでは、「分解して指示した方がいい場合もある」ということが分かりました。
椅子を配置する
次のステップです。
・新しく設置したい椅子の写真を添付
・プロンプト「添付の椅子を7脚並べてください」
すると、かなり自然な形で椅子が配置された画像が生成されました。
サイズ感も、極端におかしいという印象はありません。
この時点で、ラフイメージとしては十分使えるレベルだと感じました。
別の椅子に入れ替えてみる
次に試したのは、椅子の種類を変えること。
別の椅子の写真を添付し、
プロンプトは、「添付の椅子に入れ替えてください」
結果は、今度はとてもスムーズに入れ替えが完了。
一度流れを理解すると、AI側も状況を把握しやすくなる印象です。
椅子の張地を変えてみる
次に試したのが、張地の変更です。
・張地の写真を添付
・プロンプト「椅子の張地を変えたいです。添付の柄に張り替えてください」
ところが、まったく変わらない画像が生成されました。
「張地」という言葉が、どこを指しているのか認識できていないのかもしれない。
そう思い、次にこう聞きました。
「張地はどこを指していると認識していますか?」すると返ってきた答えが、
「椅子の背板と座面」だったので、
改めて、「その背板と座面を、添付の生地に変更してください」と指示。
すると、ほぼイメージ通りの画像が生成されました。
さらに微調整してみる
次は、別の張地で再度トライ。
別の生地を添付して同じ指示を出すと、なぜか一番右の椅子だけ少し色味が違う画像が生成されました。
なのでそのまま、「一番右も同じグレーにしてください」とプロンプトを入力。
すると、ちゃんと揃った画像が生成されました。
仕上げは、人の手で
少し光沢感を足したかったので、最終的にはPhotoshopで軽く調整もしています。
他にも色々な写真を加工しましたが、生成された画像をそのまま使うというより、
・AIでベースを作る
・人の手で微調整する
この使い方が、割と多いかもしれない感じました。
実際に使ってみて思ったこと
今回の実験を通して感じたのは、AIは「何となく察してくれる存在」ではなく、
「指示されたことを忠実に処理する存在」ということ。
言葉が曖昧だとズレた形で返ってくる。
ただ、「ラフなイメージを共有する検討段階のビジュアルを作る」用途であれば、十分に使える可能性は感じました。
店舗デザイナーはAIを使えるのか?
無料版でも考えながら使えば、十分に役立つツールだと思いました。
また別のテーマでも試して、有料版を使いこなすことは可能か考えてみたいと思います。
【その他のメモ書き】



















